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ただ、自衛隊や警察の車両については厳密なルールがあるから気を付けるべきじゃな。
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73式小型トラックが売りに出されていた背景や、知られざる公的車両のルールを解説するの。
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目次
陸上自衛隊と73式小型トラック

よほど軍事車両に詳しい方を除いて「73式小型トラック」と聞いてもピンとこないと思います。
多くの方が想像するのは、濃い緑色の塗装をされたジープ型車両程度の認識しかないでしょう。
まずは73式小型トラックについて、意外な装備品を含めて詳しく知ることにしましょう。
初期型は三菱ジープの改造車両
陸上自衛隊の装備品には2007年9月まではネーミングの決まりがあり、正式採用された年次が「○○式」として命名されていました。
つまり73式小型トラックは1973年に正式採用された小型トラックで、最初の型(一期)は三菱がライセンス生産を行っていたジープをベースにしたものです。
もともと三菱・ジープは民生用だったため、軍用車では珍しいシガーライターと灰皿がそのまま装備されていました。
陸上自衛隊
73式小型トラック (87式対戦車誘導弾積載専用) 02-7255 7普-2
海上自衛隊 舞鶴基地 2023/09/02昨年の舞鶴地方隊オータムフェスタに福知山駐屯地から参加していた車輌です
今年も参加してくれると嬉しいのですが、そもそもまだ現役なのかどうか・・・ pic.twitter.com/Jw3g8ZlKni— コンカレントふそーさん (@CFusoh3) September 4, 2024
この初期型の73式小型トラックは1997年に生産が終了し、それ以降は共食い整備で数を減らし続け、近いうちに全車が退役予定となっています。
1996年からは三菱パジェロの改良型
基本設計が古すぎた初期型の73式小型トラックは、排ガス規制などに対応できなくなっていたことから、1996年に新型(二期)へ更新されました。
それが今も現行型なのですが、ベースは三菱自動車の2代目パジェロでリアサスペンションをリーフ式に変更していることが大きな特徴です。
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一期の73式小型トラックと比べより民生品に近づいたこともあり、灰皿だけではなくAM・FMラジオやエアコンまで標準装備されています。
驚きなのはトランスミッションがATだということで、実は最新の戦車もATが採用されています。
工学的な詳しい事情は知らないけれど、「戦車のオートマ化は無理」というのが昔の常識だったらしい。しかし現代の最新鋭主力戦車はおおむねオートマ化されている様子
例えば日本なら第2世代MBTの74式戦車はMTで、最新の10式戦車はオートマ。総火演で並走していると74式戦車のギアチェンジが拝めるそう— 蟻玉(サブ) (@yukky_Tama) May 15, 2025
現行の73式小型トラックは旧称を使用し続けることが問題視され、2001年年度納入車両アから「1/2tトラック」という名称に変わっています。
少し前のデータ(2018年度)によると、73式小型トラックの納入価格は約420万円で、三菱関係者の話では採算が取れていないようです。
73式小型トラックを中古で買うことは可能なの?

ミリタリー好きであれば「73式小型トラックを欲しい」という方もいるのではないでしょうか。
ここからは、自衛隊での役目を終えた73式小型トラックのその後と、街で目撃情報のある「それっぽい車両」の関係を説明します。
お役目を終えた73式小型トラックのその後
自衛隊に納入された73式小型トラックは普段から任務や訓練に使われ、おおよそ11年で耐用年数を迎えるといわれています。
では、自衛隊でのお役目を終えた73式小型トラックは、その後どのような運命を迎えるのでしょうか。
自衛隊車両は自衛隊内の通達で「防衛専用品」とされ、使われなくなった場合には以下のような措置が取られます。
「そのまま使用できないか又は復元できないよう破壊、切断等の措置を行う。この場合において、保全上必要な部位又は悪用されるおそれのある部位は完全に破壊する。
73式小型トラックは、再使用など出来ないようスクラップ化し、その後売り払われることになっています。
つまり入札によって民間に払い下げられるようなことはありません。
街で見かける73式小型トラックの正体
自衛隊による厳しいルールのため、73式小型トラックをそのまま買うことが出来ないわけですが、中古車市場を見ると「自衛隊車両」として73式小型トラック&1/2tトラックが流通していることがあります。
親父が前4号沿いに自衛隊の73式小型トラックパジェロ置いてあったぞて前言ってたなと
昨日見たら置いてあった pic.twitter.com/m4mAUlxNCL— NO.76 (@Kiha8501) July 21, 2024
このような目撃情報もあるのですが、まさか闇ルートで73式小型トラックが流されているのでしょうか?
ほとんどの場合は、レベルの非常に高いミリオタが極限まで自衛隊仕様に近づけたレプリカです。
陸上自衛隊を中心に各自衛隊で使われてる73式小型トラックが昔から好きなんだけど、民間向けの販売はされていないし、防衛機密ゆえに払い下げもされない車なんだよね。
ただ、Lv.99の限界ミリオタがほぼ完璧に再現したレプリカがごく稀に中古車市場に出回って、その度に惹かれてる(笑) pic.twitter.com/lSiQfb30j9
— KD (@918esprit) June 18, 2017
レプリカとはいえ、実際に73式小型トラックに使われていたパーツも使用されているようなので、侮れない実力をもっています。
海外からの逆輸入車も存在
役目を終えた73式小型トラックがスクラップされることは事実ですが、そこに落とし穴があったケースも見られました。
自衛隊内の通達によれば、スクラップ業者へ引き渡す前に「陸上自衛隊の使用する標識、その他の製品の標示、銘板、部隊標示及びこれらに類似したものはすべて抹消又は除去する」と定められています。
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つまり銘板や特殊なライト、桜のマークなど、自衛隊車両だったことが即バレする部品は、自衛隊駐屯地内で外されて契約業者に引き渡されます。
教えて頂いた情報によると、この新型73式小型トラック(1/2tトラック)たちは、型式的・状況的に修理に出されたものではなく、用途廃止され民間に払い下げられた車両とのことです。その内スクラップになってしまうと思われますが、何だか勿体無く感じてしまいます。 pic.twitter.com/pLg2oGGJHY
— Gファン (@ROMEO1549) July 7, 2018
ところが、契約業者のなかに再組立てできる状態で海外へ流していた事例があったようで、それを再組立てした本物が存在しています。
この73式の小型トラックさぁ
ブラックアウトついてるからおそらく本物なんだろうけどそもそも自衛隊の車って一般人所有できるっけ? pic.twitter.com/vpr46L1Z9B— たっつてと (@Ta2t0) May 23, 2020
こんな車両が陸運局でナンバーを交付されるのか不明ですが、裏ルートを通ってきた73式小型トラックが手に入る可能性はあります。
自衛隊も調査している部品の不正流通
先ほど説明した本物の73式小型トラックですが、当然のように自衛隊の装備品に関する通達違反です。
防衛省もこのような事態を把握しているようで、国会審議でも問題視されていました。
「陸上自衛隊の防衛装備品の高機動車が入札で売り払われた後に転売、海外流出した問題で防衛省は15日、落札業者らに行った実態調査の結果を公表した。3月までの5年間に売り払った高機動車など自衛隊車両について転売を認めた業者はなかったとする一方、高機動車9両を含む自衛隊車両18両が、国内で転売されたり、フィリピンで販売され、さらに逆輸入されたりするなどしたという。」
引用:読売新聞
このような事態発覚後は、解体作業を自衛隊基地内で行わせるなどの対策を取っているので、今後は”本物”が買えることはなくなるでしょう。
73式小型トラックのレプリカを作ることは可能なのか

どうしても73式小型トラックが欲しい!という方が、レプリカを作るということは違法なことではありません。
では、どのようにして73式小型トラックのレプリカを作るのか?と、その難易度について考えてみましょう。
労力をかけて73式小型トラックを再現することは可能
73式小型トラック(1/2tトラック)は、三菱パジェロの2代目モデルがベースなので、2代目パジェロショートの中古車を買えば改造に着手できます。
ただ、1991年1月から1999年8月まで生産されていた2代目パジェロを買うことが至難の業で、全国を探しても数十台しか見つかりません。
#パジェロを見る会2023
今年のオフ会の2代目パジェロは
ショート、ロング、ワイド、ナロー、防A、JTOP、エボ、ワゴン、バン、2.4ガソリン、2.5ディーゼル、2.8ディーゼル、3.0ガソリン、3.5ガソリン
と存在したほぼ全種類が揃うマニア発狂レベルの貴重なオフ会になっております🥹 pic.twitter.com/iYFY2j1Zrb— さいんちきん〄いんぺー (@pajelover) October 8, 2023
希少車となった2代目パジェロは、現役車両の多くが「パジェロ好き」の所有となっているので、中古車があったとしても部品取りの争奪戦となります。
実はベース車両を手に入れることが、73式小型トラックを再現する前に立ちはだかる巨大な壁です。
かなりの難作業になることが確実
運よく2代目パジェロショートを手に入れられたとして、そこから73式小型トラックを再現する作業はかなり難しいものになります。
そもそも生産終了から25年以上が経過したモデルなので、改造前に旧車としての維持作業が大変です。
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加えて73式小型トラックを再現するとなると、ライフワークにするくらいの根気を持って、相当の出費を覚悟しましょう。
意外と知られていない公的車両のルールとオススメの方法

73式小型トラックは、本物を手に入れることはほぼ不可能で、レプリカであればお金に糸目さえ付けなければ入手できることが分かりました。
では、自衛隊車両以外の公用車は同じように厳しいルールが定められているのでしょうか。
ここでは意外と知られていな「公用車のその後」について解説します。
パトカーを再現することは不可能
自衛隊車両も廃棄などのルールは厳しいのですが、同じように厳しいルールが定められているのが警察車両のパトカーです。
警察が使っている本物のパトカーや覆面パトカーは、役目を終えても「民間へ払い下げる」ということがありません。
フランス国内で日本のパトカーのレプリカを作って公道を走らせたら逮捕されたでござる | POLICEって書いてたらアカンやろ
2021/02/22フランスの刑法第433条の15で
「警察や軍隊の車両に似せた自動車で公道を走ってはならない」
と規定されており「日本の警察(車両)」でもアウトだったようです。 pic.twitter.com/l525dDjnl3— 徒然なるまゝに2025 (@tsurezurenaru22) February 22, 2021
これはフランスであった事例ですが、精巧なパトカーのレプリカを走らせる行為は違法です。
ちなみに白黒のツートンカラーだけであれば問題ないのですが、そんなものに何の価値もありません。
意外!消防車や救急車を手に入れる方法
73式小型トラックやパトカーが手に入らない(稀な事例を除く)ことは理解できますが、消防車や救急車ならどうなのでしょうか。
実は役目を終えた消防車や救急車は、官公庁系のオークションサイトで手に入れることができます。
官公庁オークション、少し見た目が厳ついデュトロの消防車が出ていますね。https://t.co/6v1e42ZdTd pic.twitter.com/nSfoFLiZxZ
— しばとら@なんでも屋 (@shibatorakotsu) June 15, 2023
これを落札できれば、憧れの(?)消防車or救急車ライフを送れるわけですが、これにも制約が存在しています。
消防車であれば「○○消防本部」などの文字を削除したうえ、赤色灯も使用できないようすることが求められます。
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これは救急車も同様なので、それを承知のうえ「見た目だけで満足」ならば、手に入れることをお止めはしません。
73式小型トラックのレプリカを探すならズバット車販売
引用:https://www.zba.jp
73式小型トラックのレプリカは、頻繁ではなくても定期的に中古車市場で見かけることがあります。
ただ、ベース車両が25年以上も前の2代目パジェロである点や、改造の程度などを考えれば安易に飛びつくのは危険です。
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そこでオススメなのが「ズバット車販売」を利用することで、しっかりとしたプロが中古外車の状態を見極めてくれるサービスです。
ズバット車販売は、市場に出回っていない非公開車両から自分の希望に合う車を紹介してくれます。
毎日約500台も入庫してくる中古車の中から、あなたにピッタリな73式小型トラックのレプリカを提案してくれるでしょう。
ズバット車販売は、専門知識を持った車探しのプロに任せることによって、安心して希望する車を探すことができることがポイントです。
むしろ73式小型トラックのレプリカや、まれにあるらしい”本物”を、プロの目を通さないことはリスクの大きな行為だといえます。
まとめ

自衛隊のルールによって、正真正銘本物の73式小型トラックは手に入らないことが分かったと思います。
ただ、それらしいレプリカや国会でも問題になった「怪しいルートを通った本物」は手に入る可能性があります。
いずれにしても安易に購入するのは危険なので、実車をプロの目で確認してもらうことが必要です。


