キャブ車はぶっちゃけどう⁉︎選ぶ前に知っておきたいこと

キャブ車を選ぶ前に知っておくこと

ごく当たり前の話ですが、ガソリン(あるいは軽油)を燃料とするエンジンは燃料を一瞬で爆発させ動いています。

燃料を爆発させやすくするため液体燃料を吸入空気に霧状に噴射する装置を使用し、その最も原始的な装置がキャブレターです。

今となってはクラシックカーでしか見ることのないキャブ車(キャブレターを使用している車)ですが、あえて選ぶ理由はあるのかないのかを詳しく解説します。

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キャブ車の特徴と世の中から消えた理由

キャブ車の特徴と消えていった理由

昭和の頃までは車の燃料噴射装置といえばキャブレターが当たり前でしたが、今では燃料噴射を電子制御するインジェクション方式が普通です。

違いを簡単にいえばアナログかデジタルかの差なのですが、最近の車しか知らない方にとってはキャブ車とは謎の存在なのではないでしょうか。

まずはキャブ車の特徴を知り、そのキャブ車が世の中から消えていった理由を知ることから始めます。

 

キャブレターの仕組み

キャブレターも燃料噴射装置の一種なので、エンジンのシリンダー内部に液体燃料を霧状に噴射する装置です。

キャブレターの仕組みはベンチュリ効果と呼ばれる流速の違いを利用して空燃比を作るのですが、霧吹きをイメージすれば分かりやすいでしょう。

キャブレターには、あらかじめ燃料が送り込まれていて、ベンチュリと呼ばれる混合気を作るための装置とつながっています。

ベンチュリの内部を空気が速く流れると気圧が低くなり、一方でキャブレター内の気圧はそのままなので、送られた燃料が自動的に霧状となってベンチュリへと吸い込まれていくという仕組みです。

 

このような原始的な仕組みのため、キャブ車は気候や環境に左右されやすいという弱点を持っていて、それが逆にキャブ車の魅力にもなっています。

 

今はインジェクションが当たり前

動作が不安定なキャブ車は、もの好きにとっては魅力的ではあっても一般人にとっては不便な乗り物でした。

そんな不便さを解消したのがインジェクションという燃料の噴射に電子的な演算を行なうタイプです。

インジェクションは気候や気温に左右されることなく安定して動作するうえ、キャブレターであったようなトラブルも皆無なため、現在ではインジェクション車しか製造されていません。

 

最初期のころにはバカにされることもあったインジェクション車ですが、今ではトラブルなどほとんどありません。

一般的な利用者にとってキャブ車を選ぶ理由は皆無と言える最近です。

 

キャブ車が絶滅してしまった理由

昔話のようになっているキャブ車ですが、それもそのはずで2003年3月まで販売されていた三菱・リベロカーゴを最後に日本でキャブ車は生産されていません。

そもそも「リベロカーゴって何?」という方のために補足すると、ミラージュをベースに開発されたステーションワゴンで、乗用と商用の両モデルが展開されていました。

そんなリベロを最後にキャブ車が消えた理由で一番大きなものは「排ガスが汚い」からです。

 

最近の子供たちには嗅いだことがない臭いのようで、旧車好きにはたまらない香りです。

この臭いから容易に想像できるとおり、現代の排ガス規制に対応できないわけで、生産できなくなっていきました。

また環境に影響されやすいというキャブ車の特徴が、マニア以外には好まれなくなったことも大きく、現在手に入るキャブ車は旧車以外には存在していません。

 

キャブ車の魅力とメリットを知ろう

キャブ車の魅力

仕組み自体がレトロなキャブ車は、それだからこそ旧車好きから絶大な支持を受けています。

まずは旧車好きを惹きつけてやまないキャブ車の魅力と、不便さの中にあるというメリットについて知ることにしましょう。

 

ダイレクト感を感じられるキャブ車

キャブ車の魅力は、インジェクション車では中々感じられないアクセルに対するダイレクト感にあります。

キャブレターは物理的なジェット交換やスクリューを調整することでチューニングするのですが、それが上手くハマると素晴らしいアクセルレスポンスを見せてくれ、電子制御が仲介するインジェクション車では味わえない感覚です。

 

絶対的なパワーとは別次元の味わいで、一度でもキャブ車のダイレクト感を味わうと忘れられなくなってしまいます。

もちろんバランスよくセッティングされたキャブ車である必要がありますが、アナログのよさが詰まっているのがキャブ車です。

 

独特の音に病みつき?キャブ車の吸気音

キャブ車の大きな特徴といえるのは、インジェクション車では聞くことのできない独特の吸気音です。

よく車の音に関しては、改造車などに見られるような「排気音」に目が行きがちですが、キャブ車の吸気音に目覚めてしまうと病みつきになってしまいます。

 

吸気音は宙に登っていくような高めの音で、回転が高くなるほど音量が増し音質も高くなります。

その音を認識していると自然とアクセルを踏み込んでいく気持ちが高ぶり、キャブ車の魅力にはまっていくはずです。

 

チューニングがし易いキャブ車

キャブレターを構成する部品には電気部品は使われておらず、シンプルな構造なためチューニングが容易に行えます。

ユーザー自らメンテナンスをすることができ、セッティング変更も決して難しくありません。

 

チューニングなんか興味がない人にとっては面倒なことですが、好きな人にとってはたまらない魅力です。

行く場所やシチュエーションごとに微妙なセッティングをするなんて、キャブ車が大事なペットのように思えることでしょう。

 

後悔必至?キャブ車のデメリット

キャブ車のデメリット

キャブ車が世の中から消えていった理由は、厳しくなってきた排ガス規制だけではなく、インジェクション車が便利すぎるというのも大きなポイントです。

つまりキャブ車とは基本的に不便なものなので、そのデメリットを知らずに買ってしまうと必ず後悔します。

そこでキャブ車のデメリットを詳しく知り、それでもキャブ車に興味が持てるのかを考えてみましょう。

 

環境の影響を受けやすくトラブルが多い

エンジンのコンディションや気圧や気温などの影響を受けやすいのがキャブ車のデメリットで、良い状態をキープするのに苦労が絶えません。

特に寒い冬場などはエンジンの始動性が悪く、雨降りや高所などでもエンジンが不安定になってしまいます。

 

寒い朝にすぐに動かせない車なんて、今どきの若い人なら驚きを通り越して呆れるのではないでしょうか。

キャブ車に乗るということは、不便さを愛する大らかな心がなければ難しいことです。

 

パーツが手に入りにくいキャブ車

今手に入るキャブ車は間違いなく「旧車」なので、そもそも維持することに大きな苦労が伴います。

これは”いわゆる旧車”のような人気車だけではなく、誰に興味をもたれないようなモデルであっても同じです。

 

もしかしたらキャブ車という以前に、旧車であることが最大のハードルかつデメリットなのかもしれません。

モデルによってはパーツが手に入りにくく、車としてはまだまだ乗れるのに泣く泣く廃車にするケースもあるようです。

 

それでもマニアを虜にするキャブ車と後悔しないためのポイント

後悔しないためのポイント

キャブ車を所有するには多くの壁とデメリットを乗り越える車愛が必要ですが、それでも多くのマニアを虜にする魅力があります。

しかし半端な気持ちでキャブ車を手に入れると、後悔するばかりか多額の出費を強いられるでしょう。

そんなことにならないよう、キャブ車の魅力を今一度知るとともに、後悔しないためのポイントを考えます。

 

旧車好きが拘るキャブ車の魅力

少なくない人がキャブ車に魅せられるのは、昭和レトロブームに通じるところがあり、最新さの対極にあることが大きな理由です。

アナログな機械だけあってキャブ車はオーナーが必要に応じてエンジンの調整を行うことが可能です。

構造がシンプルで、少し学びさえすれば自分で修理ができるという点も、旧車好きにとって大きな魅力になっています。

これは、古いフィルムカメラは修理できるけど十数年前のデジカメは修理不能といった話と共通で、アナログ機の魅力です。

 

一度ハマってしまえばキャブ車の魅力から抜けられなくなります。

 

キャブ車を購入するときの注意点

キャブ車の魅力は古き良き時代の車の魅力と同義語といえ、購入するときの注意点も旧車と同じだといえます。

キャブ車や旧車選びで最大限気を付けなければならないのは、キャブレターがどんな状態かというより車のボディの傷み具合です。

 

一見奇麗に見えるAE86ですが、ボディの劣化は明らかに進んでいるはずです。

キャブ車は中古車でしか買うことができないので、市場に出回っているキャブ車のほとんどは「何とか動いているポンコツ」くらいの認識で考えておきましょう。

そんなキャブ車は実車を確認せず買うことは絶対に避けるべきで、好みの中古車が見つかったら遠方であっても足を運んで状態を確認すべきです。

恐らく貴方が狙っているキャブ車は、同じ目線で狙っているライバルが数十人いるはずで、そんなライバルを出し抜く努力が必要になります。

 

失敗しないためカーセンサーを利用する

キャブ車はどんなに新しい中古車でも20年以上も前の代物で、ハズレくじが多いのが現実です。

どれも古いモデルで中古車市場に出回っている台数も多くはないので、それを探すことが最初のハードルとなるでしょう。

そこで利用をオススメするのがカーセンサーで、効率よくキャブ車を探し出すことができます。

まずカーセンサーでキャブ車を探し、そこから実車を確認しに行くのがキャブ車購入の王道です。

また、すでにキャブ車のオーナーであったなら愛車を売るためにもカーセンサーを利用しましょう。

カーセンサーは、大手買取業者を含めて1,000社以上と提携しているので、売却先の比較対象が多くなるのが特徴です。

キャブ車のような希少車は買い手によって査定額が天と地ほど開くので、カーセンサーを利用することでキャブ車の価値を理解している業者を探し出すことができます。

 

まとめ

まとめ

キャブ車の魅力とは手のかかるところにあり、ほぼメンテフリーな今どきの車と対極にある存在です。

もう生産されていないことから魅力を知る機会は減り続けているので、興味があるなら一刻も早く動くべきでしょう。

また、良い状態のキャブ車は少ないようなので、後悔しないようなキャブ車探しには工夫が必要です。

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