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伝説的な名車に違いはないが、確かに中古車には危険が潜んでいるぞ
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それじゃスカイラインBNR32の中古車を止めるべき理由を解説しようかの
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目次
人気絶大!スカイラインBNR32の魅力と特徴

スカイラインBNR32は日本のみならず、海外の自動車好きからも絶大な支持を集めています。
スカイラインGT-Rとしては3代目にあたるモデルで、レースに勝つことを目的に開発されたBNR32の魅力や特徴について改めて知ることから始めましょう。
日産901運動の集大成だったBNR32
スカイラインBNR32が開発された1980年代の日産は、それまで維持していた国内シェアが落ち続けていた「ピンチの時代」でした。
そこで日産が計画したのが「901運動」という社内運動で、その目標は1990年代までに技術世界一を目指すという野心的なものです。
今でも日産のCMで「技術の日産」というフレーズが使われていますが、この901運動の名残なのかもしれません。
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しかも技術も大したことないというから寂しいかぎりじゃ。
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1989年5月に発表されたスカイラインBNR32は、そんな日産901運動の集大成といえるモデルでした。
その当時の自動車界において間違いなく世界最先端の技術を搭載し、群を抜いた実力を持っていたことは確かです。
RB26DETTエンジンとATTESA E-TS
スカイラインBNR32に盛り込まれた技術の中でも、エンジンと4WDシステムはかなり特異で注目されるものです。
搭載されたRB26DETTエンジンは、スカイラインBNR32のために専用設計されたもので、2,568ccという中途半端に思える排気量はレース(グループA)で勝つことから逆算された結果でした。
重くなった車両重量と目標としていた600馬力という出力から、4.5 Lクラスでの参戦を選択し、結果として2,568ccのツインターボエンジンとなったのです。
みんな大好きRB26
エンジンミュージアム行ってきた pic.twitter.com/JnDCL7Wbzh— Zライダー (@Z_RIDER_) March 19, 2025
600馬力を前提とした強度を持ちチューニングが容易なことが特徴ですが、コスト削減のため鋳鉄ブロックが採用されたことで”重すぎる”という欠点もあります。
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この強力なエンジンパワーを路面へ伝えるために採用されたのが、電子制御トルクスプリット四輪駆動システム「ATTESA E-TS」です。
基本的に後輪を直結状態で駆動し、前輪へはトランスファーで分岐させて走行条件に応じて前輪にトルクを0:100 から50:50の範囲で配分しています。
そこそこ走るな
LINKとTO4Zだけの真似しちゃだめ仕様GTRって何が優れてるかって
カッコでもなくRB26でもなく
アテーサ4WDと思ってる😇機構のおかげでヘタでも飛ばせる
だから勘違いが乗ると危ない
だから多少でもサーキット走った事のあるような人のしか弄らないようにしてる🤗 pic.twitter.com/TbE7sXy95s— iwahashi kan@目指せ自給自足生活 (@hasiiwaeriko) March 4, 2023
RB26DETTエンジンとATTESA E-TSの組み合わせがあまりにも強力だったため、ル・マン 24時間レースなどは4WD車の出場を禁止する措置を取るなど大きな影響を与えました。
スカイラインBNR32のグレード

スカイラインBNR32は1989年8月から1994年12月までの間に4万3,661台が販売され、その新車価格は今の感覚で考えれば破格の安値でした。
| グレード | 新車価格 |
| 標準車 | 4,999,000円 |
| Vスペック | 5,786,000円 |
| VスペックⅡ | 5,819,000円 |
| VスペックN1 | 4,736,000円 |
詳しくはあとで説明しますが、現在のスカイラインBNR32は中古車の数も少なくなってしまい、その価格も発売当時の新車価格を上回るものがほとんどです。
もはや伝説の対価といったところですが、価格だけでもスカイラインBNR32の中古車は身構えるような存在だと分かります。
スカイラインBNR32に手を出さないほうがいい理由

スカイラインBNR32は、生産を終了してから30年を超える年月を経ていて、完全に旧車の域へ入っているモデルです。
その事実だけで手を出しがたいことは容易に想像できますが、安易に手を出さない方が良い理由について詳しく見ていきましょう。
まともな中古車は存在していないBNR32
スカイラインBNR32の中古車は数自体が少なくなっていて、その理由は古さだけではありません。
実はかなりの数のスカイラインBNR32が、アメリカに強奪(?)されてしまっていて、日本で流通している中古車が激減しました。
アメリカの25年ルールと呼ばれるモノです、
新車から25年経過した車は、歴史的な骨董品とアメリカでは見なされ日本からどんどん貴重なスポーツカーが輸出されていって日本国内での中古車価格が値上がりしているんです。
日本の自動車メーカーなんとかして下さいお願い致します。— 博多っ子純情大好き (@HAKATAmon2468) June 19, 2020
スカイラインBNR32だけではなく、RX-7やスープラといった日本の名車たちが海を渡ってしまいました。
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その結果だけのせいではありませんが、日本市場に流通しているスカイラインBNR32は、そのほとんどが「いつ壊れるか分からない」ものだといえます。
つまり耐用年数のとっくに切れたポンコツだと思っておくことが必要で、故障は頻繁に発生することが当然であるという心構えが求められます。
大学の時にバイトしまくって中古のR33買いましたがぶっ壊して(恥)中古のR32買ったらかなりの故障車でR34もそんな感じで数年前から軽
今ではその維持費も払えず軽も手放し車無しになりました😢
ただ正直もっと早く軽にしとけば良かったと思いましたね
運転も車庫入れも楽すぎる✨✨✨— モンキー・キック (@tatewaki9no) December 26, 2018
このような目に遭うことを覚悟しなければ、スカイラインBNR32に手は出せません。
それでもお高いBNR32の中古車相場

故障することを覚悟しなければならないスカイラインBNR32であっても、中古車価格はまだまだ高値のままです。
ただ、1,000万円以上が当たり前だったころと比べれば相場は下がっています。
これもマトモな中古車が減ってきた影響によるもので、海外へもって行けるような状態の良いスカイラインBNR32が少ない証です。
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それでもあっても500万円を軽く超える価格で、修理歴ありの個体でもお高い価格で販売されています。
しかも買って終わりではなく、その後も多額のレストア&修理費を計算しなければならず、余程お金に余裕がないかぎりスカイラインBNR32はやめておくべき存在です。
買ったら即レストアすることが基本
スカイラインBNR32は良い状態の中古車がほとんどないのですが、それも覚悟して買うならば購入後即レストアすることが基本です。
とくに走行に必要な部品に関しては、少し走行しては不具合を見つけ出しパーツ交換するという修行の日々が続きます。
これを怠ってしまえば、たちまち重大な故障に直結し最悪走行不能に陥ってしまうでしょう。
自分が記憶してる中で最安値のBNR32中古車(7年位前)
部品取りでも何でもいいから何で買わなかったのかと悔やまれるw pic.twitter.com/jDuakxklzZ— BNR32 MASTER (@BNR32MASTER) March 25, 2017
スカイラインBNR32を維持するために部品取り用の同型車を確保している方も多く、それほどまでに維持が難しいモデルです。
ネットだけで購入を決めるのは自殺行為
最近ではネットだけで中古車の購入を決めることも珍しいことではなくなりましたが、スカイラインBNR32の中古車選びでは自殺行為です。
スカイラインBNR32のような旧車は、ネットの画像で見ているものと実車は全く別物だと思わなければなりません。
中古車屋さんでもあるある写真詐欺
個人売は写真の50パーセント減で考えて向かいましょうw
現車は見てから買おうな!
古いスポ車とか写真では綺麗でも現車ボロポンコツばっかだよ!
— ふじ | GarageTKT (@MBRS142) August 29, 2023
スイスポですらこうなのに、高価なスカイラインBNR32では自ら見て触って動かしてみることが必須です。
スカイラインBNR32の中古で失敗しないコツ

スカイラインBNR32の中古を買うときに大事なのは、小さな失敗は仕方ないとして大きな失敗だけは避けることです。
基本的に安物を買うと大失敗は避けられないのですが、スカイラインBNR32の中古で失敗しないためのコツについて考えてみましょう。
ポンコツ車両を直し共に暮らす覚悟を持つ
先ほども言ったとおり、スカイラインBNR32は製造を終了してから30年以上経過しているので、10年落ち程度の中古車と同じように考えていたら失敗不可避です。
つまり可能な限り状態の良いスカイラインBNR32の中古を手に入れたあとは、メンテナンスの日々が始まると覚悟をしなければなりません。
GTRのメンテナンス動画を見る
パッキン500円とか
ボルト一本1200円とか
ワッシャー?プレート?1枚5000円とか昔のパーツの再生産とかめっちゃ値上がりしてて
ビビるこう言うの見ると旧車は乗れんよな・・・って思う
— aku (@CHOMO_RANMA) October 14, 2023
古いクルマほどパーツの入手は困難を極め、ポンコツを長持ちさせるためには努力が必要です。
その辺りの注意点を知ったうえで「やれる」と思わなければ、スカイラインBNR32の中古には手を出すべきではありません。
スカイラインBNR32の中古車選びのポイント
スカイラインBNR32のような旧車を中古車で買う場合、何よりも大事なポイントはボディの状態をしっかり見極めることです。
極端に言ってしまえばボディ以外のエンジンやミッションなどその他の部分は、お金はかかったとしても比較的容易にレストアできます。
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旧車はボディ状態で全てが決まるというほど重要なんじゃ。
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しかしボディは簡単ではなく、ボディレストアの有名店に依頼したとしたら百万円単位で費用が掛かり、修復にも1年以上必要です。
車はエンジンやCVTは最悪壊れたら交換してもらえばいいけど、ボディだけは限界があるからボディのメンテは重要らしいよ(特に旧車)
— おもしろツイート (@ornosh1ro) May 2, 2025
スカイラインBNR32のボディばかりは変えが利かないので(ホワイトボディもとっくの昔に生産終了)、とにかくボディの良し悪しを最優先でチェックしましょう。
専門店のレストア車両が結果的には安上がり
スカイラインBNR32の中古車を見つけたとしても、そのほとんどには大きなリスクが伴います。
ただ、GT-R専門を謳う販売店のなかにはメンテナンスが行き届いて、補償付きで販売しているところがあり、リスクの軽減が可能です。
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お金が掛かるのは当たり前で、ケチろうと思うなら最初から諦めるべきじゃな。
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その反面でメンテナンスされているぶん価格も高めですが、ポンコツを買って修理する費用を考慮するとトータルでは安くあがるでしょう。
GTR専門店にエンジン換装任せてこのザマである
燃えなくてよかった pic.twitter.com/SNTcFPNW4v— 塚本 (@Tsuka1427) November 30, 2023
とはいえ「GT-R専門」と謳いながら、実際には程度の低いショップもあるので、信頼できる専門店なのか評判もチェックが必要です。
BNR32の中古を購入後必要な修理費相場
スカイラインBNR32の中古車は、買ってからのメンテナンス費用も予算組しておかないと、最悪車庫の肥やしとなったままになります。
例えばエンジンのオーバーホール、あるいはリビルドエンジンへの換装は、どちらにしても70~80万円必要です。
またアーム・ブッシュ類の交換に20~30万円、ショックとスプリングの交換には8~100万円以上かかる場合があります。
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これ以外にも無数のレストアが必要な場合があるので、少なくとも150~200万円は用意しておきたいものです。
スカイラインBNR32の探し方

スカイラインBNR32の中古車探しは、一般的な中古車選びでは考えられないような苦労が伴います。
スカイラインBNR32の中古車ならではの注意点について、重要な点を知っておきましょう。
BNR32を狙っているライバルが多いことを知ろう
先ほどから「状態の良いスカイラインBNR32はほとんどない」と言いましたが、たまに出るお宝BNR32を探している人は全国に多くいると思っておきましょう。
つまり貴方が探しているスカイラインBNR32は、他に欲しいと思っているライバルが数十人いるのです。
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海外業者やGT-R専門、レストア専門店、それに部品取りのための予備車両を探している個人も参戦しています。
スカイラインBNR32の中古車探しは、ライバルの多い早い者勝ちのサバイバル状態です。
実車を触りに全国行脚する覚悟が必要
スカイラインBNR32の中古車は絶対に実車を確認し、試乗できない個体は買わないくらいの覚悟をもって探しましょう。
常に中古車市場の情報を確認し、「これっ!」というスカイラインBNR32の中古車を見つけたら現地へ出向くことが必要です。
数日前に決まって本日休日。普通の車探しで #カーセンサー で見つけた車両を隣県の山間の中古車店へ見に行った。
前々から興味があった #三菱アイ 。
最終確認で問題無ければ買うつもりでしたが。。。
試乗の最後になってタービンブローで白煙モクモク。
これだから実車確認は大事です。 pic.twitter.com/nkjATJha4S— おとうふ@tofu (@tofu74) February 24, 2023
まあ、全ての中古車にいえることですが、ネットや担当者との連絡だけでは伺い知れない闇が潜んでいるものです。
ましては安くなったとはいえ数百万円するスカイラインBNR32の中古車なので、全国行脚するくらいの覚悟をしておきましょう。
実車探しの旅先はカーセンサーで探そう
引用:カーセンサー
スカイラインBNR32の中古車を実車確認するとして、闇雲に全国旅行をするのは余程のセレブリティでもなければ無理なことでしょう。
そこで実車を見に行く価値のあるスカイラインBNR32の中古車を探すためにオススメなのはカーセンサーを利用することです。
まずカーセンサーでスカイラインBNR32の中古車を探し、そこから実車を確認しに行くのがBNR32探しの王道です。
カーセンサーを利用すれば、GT-Rを扱っている販売店の評判も確認できるので、トラブル回避の助けにもなります。
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ホントに時間との勝負じゃな。
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もしスカイラインBNR32のオーナーであっても、愛車を売る場合にカーセンサーを利用しましょう。
カーセンサーは、大手買取業者を含めて1,000社以上と提携しているので、売却先の比較対象が多くなるのが特徴です。
スカイラインBNR32のような希少車は買い手によって査定額が天と地ほど開くので、カーセンサーを利用することでキャブ車の価値を理解している業者を探し出すことができます。
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まとめ

歴史的な名車とされるスカイラインBNR32の中古車は、その貴重品に私財を投じて維持する覚悟がなければ手を出すべきではありません。
製造終了から30年以上が過ぎ、大小のトラブルを抱えた中古車だらけなので、「乗ってみたい」程度の思いだったら維持など出来ないでしょう。
それほどまでにスカイラインBNR32の中古車は、オーナーとなる前に高い壁がそびえ立つ貴重な名車なのです。


