シエンタはリコールが多い⁉︎トラブル内容とネットの口コミを調査してみた

シエンタはリコールが多い

取り回しの楽な5ナンバーサイズのボディでありながら、3列シートにスライドドアを備え、キュートなデザインでファミリー層から大人気のトヨタ・シエンタです。

そんなシエンタには「リコールが多すぎる」という噂がありますが、実際のところどうなのでしょうか。

この記事では、シエンタのリコール内容をネットの口コミを交えながら詳しく検証します。

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そもそも論!リコールってそんなに悪いことなの?

リコールは悪いことなのか

車に関するリコールでは極端に悪い事例が記憶に残るもので、有名なものでは2000年代初めに発覚し死者まで出した「三菱リコール隠し」が思い出されます。

とはいえ、そもそも「リコール」とはどのようなもので、それが出された際の影響について詳しく知っているでしょうか。

まずは車におけるリコールを正しく理解し、天下のトヨタ自動車のリコール発生状況を確認していきます。

 

よく聞くリコールってどんなことなのか

車におけるリコールとは、設計または製造段階を原因とする不具合が特定のモデルに発見され、その不具合が保安基準に抵触する場合に自動車メーカー(または輸入代理店)が国交大臣へ届け出て当該モデルを無償で修理をする制度のことです。

このリコールに関しては自動車メーカーごとに対応に温度差が見られ、ホンダは積極的にリコールの届出を出すイメージが強く、これは消費者と真摯に向き合っている証だといえます。

ただ、そんなホンダであっても2023年に大騒ぎとなった「デンソー製の燃料ポンプの不具合」では、2023年7月に死亡事故(N-BOX)が発生しています。


部品などの共用化が進んだ現在にあっては、一度リコールを出せば該当車は膨大な数になるので、メーカーが及び腰になっているのが現実です。

 

過去にはあり得ない悪質事例もあった事実

先ほども触れましたが、日本のリコール史において悪質さで群を抜いていたのが「三菱リコール隠し」です。


ちなみに映画化もされたほど当時の三菱自動車は腐っていたのですが(今は違います)、リコールの対する自動車メーカーの温度差には注意が必要です。

 

トヨタのリコール発生件数

愛車にリコールのお知らせでも来ないかぎり、あまりリコール発生件数に注目することはありませんが、国土交通省の「連ラクダ!」というサイトにリコール情報が掲載されています。

あまり熱心に更新されてはいないようですが、年度別・自動車メーカー別のリコール発生件数は以下のとおりです。

 

自動車メーカー 令和4年度 令和3年度
件数 対象台数 件数 対象台数
トヨタ自動車 16件 812,329台 10件 325,957台
スズキ 13件 518,427台 13件 468,458台
日産自動車 11件 787,941台 8件 171,105台
ダイハツ工業 7件 651,906台 6件 1,143,509台
本田技研工業 6件 225,437台 10件 118,622台
SUBARU 5件 374,692台 5件 267,001台
マツダ 2件 899台 5件 131,398台

出典・連ラクダ!

 

このサイトでは令和5年度は「速報値」となっていますが、トヨタが19件で2,798,641台と激増しています。

日産やホンダも対象台数が100万台を超えていて、理由はともかく近年リコールが増えていることが分かるでしょう。

 

シエンタはリコールが多いってホント?届出件数とその内容

シエンタはリコールが多いという事実

リコール制度とトヨタ自動車のリコール件数は分かったとして、問題はシエンタのリコールが多いのかということです。

結論からいうとシエンタのリコールは多く、不安を煽るわけではないにしても特に中古車購入ではリコールの対処を行ったのか確認が必須だといえるでしょう。

ここからは、シエンタの歴代モデルであったリコール内容について際しく検証していきます。

 

初代シエンタ(80系)のリコール

2003年9月に登場した初代シエンタは、今から考えると時代を先駆けていたモデルだったといえるでしょう。

3列シートを備え7人乗車を可能としているモデルで、そのコンセプトは今も変わらぬままです。

ただ、今からふり返って初代シエンタがパッとしなかった理由はイマイチ垢抜けていないデザインにあったのかもしれません。

発売当初「瞬間・楽乗り・三列」というキャッチフレーズで売り出した初代シエンタは、2010年に販売を終了したのに9ヶ月後に復帰しました。

その大きな理由は、後追いだった(今でもライバルの)ホンダ・フリードが激売れとなったから・・・としか思えません。

 

結果的にトヨタの人気車種となり、販売台数が多くなったことからリコールの影響が大きくなりました。

この初代シエンタに関するリコールは以下の1回だけで、モデルライフの長さに比べて少ない印象です。

 

  • 走行中にエアバッグが展開するおそれ(2018年11月1日)

初代シエンタに関するリコールは、簡単にいえばエアバッグのセンサーが耐性不足で車両の電装部品から発生するノイズにより、使用過程で当該ユニット内のICチップが損傷し、最悪の場合、走行中にエアバッグが展開するおそれがあります。

 

このリコール対象になったのはトータルで8,626台だったのですが、エアバッグコントロールユニットを対策品に交換することで解決しています。

 

2代目シエンタ(100系)のリコール

はっきり言ってしまえば初代シエンタは地味なモデルで、大いに売れたのは2代目モデル(100系)になってからです。

売れるようになったからなのか、この2代目シエンタからリコールが目立つようになり、計5回のリコールが届けられています。

 

  • エアバッグが正常に作動できないおそれ(2018年5月23日)

エアバッグ制御システムにおいて、加速度センサ内ICチップの製造条件が不適切なため、IC内部で断線することがあります。そのため、エアバッグ警告灯が点灯し、エアバッグが正常に作動できないおそれがあります。

 

  • エンジンが破損するおそれ(2019年6月16日)

ハイブリッド車において、エンジンルーム後部に取付けているカウルルーバの防水構造が不適切なため、集中豪雨など多量の雨水がかかった場合、水がエンジン上部に滴下して、インジェクタ取付け部から燃焼室に浸入することがあります。最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあります。

 

  • エンジンが破損し、走行不能となるおそれ(2022年4月13日)

ハイブリッド車のカウルルーバにおいて、サービスホールカバー部の防水性能が不適切なため、経年で防水性が低下し、多量の雨水等がかかった場合、水がエンジンのインジェクタ取付部から燃焼室に浸入することがあります。そのため、コンロッドが変形して異音が生じ、最悪の場合、エンジンが破損し、走行不能となるおそれがあります。

 

  • スタータにおいて火災に至るおそれ(2023年4月6日)

スタータにおいて、スルーボルトの締付指示が不適切なため、経年で当該ボルトが緩み、構成部品の位置がずれてスタータの出力が不足することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、エンジン始動不能となり、その状態で始動操作を繰返すとスタータが過熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。

 

  • 走行中にスライドドアが開くおそれ

フロントピラーガーニッシュ取付部において、取付用クリップの防水耐久性が不十分なため、経年により車室内に浸水して、電装品のコネクタが被水し短絡することがあります。そのため、電動ドアロック等の作動不良や、最悪の場合、電動スライドドア装着車は走行中にスライドドアが開くおそれがあります。

 

パッと見ただけで安全性に大きな疑問を持たれるようなリコール内容です。ヒットモデルとなっただけに、トヨタの対策費も大きくなっています。


ある意味でネタにさえなっている2代目シエンタのリコールですが、もし中古車を買うのであれば修理歴の確認は必須です。

 

現行型シエンタ(10系)のリコール

新型シエンタのリコール

現行型シエンタは2022年8月にデビューした3代目モデルで、新しいにも関わらず5件ものリコールを届けています。

 

  • ディスクホイールが破損するおそれ

スチール製ディスクホイールにおいて、プレス設備の管理が不適切なため、ディスクが形状不良となり、リムとの溶接強度が不足しているものがあります。そのため、溶接部に亀裂が生じ、最悪の場合、ディスクホイールが破損するおそれがあります。

 

  • 走行中にベルトが外れるおそれ

後部左用座席ベルトのバックルにおいて、保持構造が不適切なため、座席内部に落ち込んで座席リクライニングができなくなることがあります。その状態でリクライニング操作を行うと、バックルが損傷して当該座席ベルトが正しくロックできず、最悪の場合、走行中にベルトが外れるおそれがあります。

 

  • ハイビームが点灯しなくなるおそれ(2023年4月6日)

運転支援装置のAHS(アダプティブハイビームシステム)において、制御プログラムが不適切なため、走行用前照灯(ハイビーム)が自動消灯の直後に再点灯する場合、配光制御ができなくなることがあります。そのため、警告メッセージが表示し、ハイビームが点灯しなくなるおそれがあります。

 

  • ボールジョイントが脱落して走行安定性を損なうおそれ(2023年6月23日)

衝装置のロアアームにおいて、ボールジョイント取付部の製造が不適切なため、亀裂が生じているものがあります。そのため、凹凸路面等を繰返し走行すると亀裂が進展し、最悪の場合、ロアアームが破断し、ボールジョイントが脱落して走行安定性を損なうおそれがあります。

 

  • スライドドアから雨漏りのおそれ(2024年5月30日)

スライドドアにおいて、サービスホールカバー(水浸入防止シート)貼付用粘着テープの密着不良および排水構造の検討が不足していたため、使用過程で当該テープが剥がれると雨水等が室内に浸入するおそれがあります。

 

高級車じゃないにしても、それほど安くもないシエンタが雨漏りとは涙なしでは語れません。

しっかり修理してもらうのは当然として、天下のトヨタ自動車としては恥ずかしいリコールの数々です。

 

愛車のシエンタにリコールがあったときの対処方法

リコールがあったときの対処法

もし愛車のシエンタがリコールの対象になったとして、どのように対処したら良いのか知っておくことは重要です。

とくに車の安全性に関わる部分であれば、オーナーだけの問題に収まらない可能性もあります。

そこで、愛車シエンタが不幸にしてリコールの対象になったときの対処方法について考えてみましょう。

 

リコールをどうやって知るのか?

一般的には、自動車メーカーがリコールを届け出たとき対象車種のオーナーへ書面や電話での通知が送られます。

新車でシエンタを買ったオーナーは安心なのですが、中古のシエンタを買った場合などは通知がない場合も考えられます。

その際は、トヨタの公式ウェブサイトで提供されている「リコール検索システム」を利用すれば愛車がリコール対象なのか確認可能です。

ただ、普通であればトヨタディーラーから連絡があることが一般的にリコールを知るパターンでしょう。

 

意外と疎かになっている各種変更手続き

中古のシエンタを購入した場合でも、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届くことが一般的です。

ただ、引越しなどをしていて車検証の登録住所を変更していなければリコールのDMが届かないので注意しましょう。

 

意外と面倒な手続きなのですが、これを怠ると重大な不利益に繋がるので確実に行うことが重要です。

 

通知を受けたときには冷静に対処しましょう

愛車のシエンタがリコール対象になった場合、最寄りのディーラーへ連絡を行い整備工場の予約をしましょう。

リコールの内容によっては、すぐに修理できず台車が必要なこともあり、部品がすぐに用意できないことも考えられます。

 

こんな大物部品を交換することもあるので、場合によっては予約に手間取るかもしれません。

このリコール対応で、貴方とトヨタディーラーの関係性が分かるので、よく見極めるようにしましょう。

 

リコールが多いシエンタってヤバいの?

シエンタは危ない車なのか

トヨタのなかでも比較的というより、かなりリコールが多いシエンタですが、これを買うのは危険なのでしょうか。

結論からいえば、シエンタはファミリー層にオススメできるモデルで、リコールは適切に対処することで問題はなくなります。

ここからは、トヨタのなかでも人気車種となっているシエンタの魅力について考えてみましょう。

 

トヨタ・シエンタが売れている理由

トヨタ・シエンタが大いに売れている理由は、5ナンバーサイズの取り回しの良さと、それでいて3列シートを備える高い実用性にあります。

 

ヴォクシーやノアほどの大きさは必要なく、かといって家族で快適に利用しようと思っている層にはベストチョイスだといえるでしょう。

一部からはルノー・カングーを真似しているといわれるキュートなエクステリアデザインも魅力で、買って後悔の少ないファミリーカーです。

 

リコールは「完璧な車に近づく通過儀礼」だと思いましょう

シエンタはリコールが多いのは事実ですが、前向きにとらえるならリコールとは完璧な車へ近づくために必要なものです。

とはいえリコールが無いに越したことはないので、トヨタ自動車にはもう少し完成車に対する責任を持って欲しいと願っています。

 

受取り方にもよるのですが、日本というより世界ナンバーワン自動車メーカーだという自覚を期待します。

 

中古車のシエンタを探すならカーセンサー

新車でシエンタを買えば高確率でリコール対象になり、(絶対ではありませんが)その対応に迫られることになります。

そう考えるとリコール対策を終えた中古車のシエンタを買うというもの、悪い選択肢ではありません。

そんな選択肢を考えた場合利用したいのがカーセンサーで、数の多いシエンタの中古車を効率よく探し出すことができます。

また、シエンタを売却するケースでも、カーセンサーを利用しましょう。

カーセンサーは、大手買取業者を含めて1,000社以上と提携しているので、売却先の比較対象が多くなるのが特徴です。

シエンタの買取価格は業者によっては露骨に買い叩こうとするので、損をしないためにカーセンサーを利用しましょう。

 

まとめ

まとめ

使い勝手の良いファミリーカーとして大人気のシエンタですが、そんな家族を脅かすようなリコールが多いのも事実です。

今のところリコールが原因になった大事故などはありませんが、新車にしても中古車にしてもリコール情報には注目しておきましょう。

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